リリアン・バスマン Lillian Bassman

一九四〇年から六〇年にかけ、『ハーパースバザー』の誌面をコンスタントに飾った彼女の写真は、今や伝説となっています。

元々編集の一員だった彼女は途中で写真家に転向、みるみるうちに才能を開花し、アメリカが一番華やかでエレガントだった時代のファッションを、初めて彼女の目線で捉えた写真は評判を呼び業界のエリートとして脚光を浴び続けました。

彼女が六〇歳を越えた頃、当時フリーランスで写真家助手としてあちこちのスタジオやロケの手伝いをしていた私の元に知人を通じて、彼女の仕事が舞い込んできました。
そんな高名写真家だとは露知らず、数人のモデルを使って彼女の自宅スタジオで、あるデパートのカタログ撮影をもう一人の助手と一緒に手伝ったのですが、私はその仕事が終わってから引き続き来て働かないかと申し出を受けて勤務する事となりました。
独特の暗室作業の手伝いをしながら色々勉強させてもらい、暗室も自由に使わせてもらいました。

PAGE TOP