トルーマン・カポーティ Truman Capote

マディソン街七六丁目のファンシーなホテルカーライルのクラブでライブをするボビー・ショートという歌手のレセプションを取材しました。
名前も歌も聞いたことはありませんでしたが、社交界での噂が引き金でデビューした歌手とのことでした。
それでも来客の顔ぶれは、名高い音楽プロデューサーやブロードウェイの劇場主など業界人で賑わっていました。
そして少し遅れて小柄な男性が会場にやってきました。するとあっという間に周りに人垣ができました。

『ティファニーで朝食を』や『冷血』などアメリカの文学史に残る作品を生み出した小説家、トルーマン・カポーティでした。
仕事柄あちこちとセレブの出入りする場所を徘徊する日々でしたが、彼と遭遇したことは初めてでした。彼の周りの人垣が少なくなったのを見計らい、軽く会釈をしてカメラを構え、十四、五枚クリック!
「まいったな」と言った声は意外なことにか弱い声色だったのが印象に残っています。

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